
難易度、大幅アップ
仏検の問題を解いてみたシリーズ。5級から始めて2級にたどり着きましたが…
なんなんだ、この難易度の違いわーーーー!!!!
準2級との違いに本当にびっくりしましたよ。
正直、2級の問題は解けないものもあるけど80点台かな〜、というのが私の予想でした。
これから恥ずかしい点数をさらけ出させていただきます。
仏検2級ってどんなレベル?
世の中には様々な検定がありますが、2級以上を持っていると「お〜!」と思いますよね。
仏検2級の標準学習時間は400時間で、専門課程の大学4年生程度です。そして、読み・聞き・書き・話す力が必要になります。
筆記試験が90分で約70点、聞き取りと書取り試験が35分で約30点の合計100点のうち、60点台前半が1次試験の合格ラインになることが多いようです。その後、合格者は2次試験で面接があります。
どんどん時間も長くなって問題も難しくなっていきますね〜
↓↓↓詳しくは仏検サイトへ
仏検2級の問題を解いた結果…
解きましたよ。80点ぐらいを取るつもりで…
それが、なんと!
フランス在住十数年…
71点でした。しゅん
普通に凹む結果。一応、合格はできるらしいが、凹む。
なんかね、結構全体的に筆記試験が出来なかったのです。
動詞の活用と単語を入れる問題は出来ない気はしていたのですが、読解問題までかなり間違えてしまっていました。逆に、書き取りは減点なしで、聞き取りは数問落とした程度でした。
フランス在住で、適当に会話をこなして、文法などの勉強を全然してこなかった面が、ガッツリ出てしまいました。動詞の活用なんて必要な単語も何形にするかも分かるのに書き方が分からない…とか。
反・省・です!
しかし、私は言いたい!
準2級と2級のレベル、違いすぎるやろー!やろー!やろー!
準2級を合格したそこのあなた、調子に乗って2級も余裕〜なんて思っていたら落ちますよ。私も準2級は93点ですよ。それなのに2級は71点。受けるならしっかり対策しましょう!
↓↓↓
気になった問題たち
筆記試験
これから問題をやる方、ごめんなさい。でもこれだけは言いたい。
マーク形式で大問全部同じマークの数字とかあるんかーい!!大問の答え全部1とか、すごい自信がないと選べないぞ!笑
間違いが多すぎるので、いくつかピックアップしてみていきます。
1️⃣(4) Nous serons ( _________ ) retour au bureau à 14 heures.
[ à, chez, de, dès, en, par, pour, sous ]の中から選ぶ問題です。
この表現ご存知ですか〜?
答えは…
Nous serons ( de ) retour au bureau à 14 heures.
です。être de retour で、「戻っている」という意味になるので、「私たちは14時に職場に戻っている予定です。」という訳になります。
これ、知らなかったです!日常生活で使っていこうかと思います。
2️⃣当てはまる単語を入れてください。
(2) Cela n’( _________ ) pas que vous ayez tort. それでもあなたはまちがっています。
(3)Sa mémoire peut le ( _________ ). 彼の記憶ちがいかもしれない。
(4) Tiens-moi au ( _________ ) de la suite des choses. その後どうなったのか教えてよ。
私はこの3問を間違えました。(4)は言われたら「あー!」となるし、実際によく使っているけど、全然思いつきませんでしたね〜。普段使ってるのを日本語に訳するとちょっと違う感じになって思いつかないんですよね。残念。
では、答え〜!
(2) Cela n’( empêche ) pas que vous ayez tort.
(3) Sa mémoire peut le ( tromper ).
(4)Tiens-moi au ( courant ) de la suite des choses.
うーーーん。(3)と(4)は正解できた問題だな。(2)の表現は初めて知りました。
Cela n’empêche pas que 直説法/接続法 で「それにもかかわらず〜である。/ それでも〜であることに変わりはない。」という意味になるそうです。辞書に載っていました。覚えておきましょう!
次。5問中1問しか合っていなかったところ。
3️⃣動詞の活用
直説法か接続法を使うのか、そしてその活用の仕方の記憶が曖昧すぎる。まだまだノビシロだらけです。
1つだけ。これ絶対ひっかけ問題!AとBが同じ意味になるように括弧に動詞を活用させて入れて下さい。
(2) A. Cette proposition l’a fâchée.
B. Elle ( _________ ) en colère à cause de cette proposition.
答えは…
s’est mise です。
これ、フランスではよく使われるんですぐに動詞はわかったのですが、現在形で書いちゃいました。てへ。Aの文、めっちゃ過去形やないかーい!
ただね、ポイントは[s’est mis]ではなく、[s’est mise]なところ。eを付け忘れる人が多そうですよね。se(ここではs’)に性数一致をする必要があり、このseはelleなのでeをつけるのを忘れてはいけませんよ〜。うっかり現在形で書いちゃう人は論外です!(自分…)
その他、長文の間違いは5️⃣が多かったです。
書き取り、聞き取り試験
書き取り試験は、フランス在住者的には簡単でした。全部正解!
ただ、準2級の時の2倍ぐらい文章がありそうなので、苦手な人は対策しておいた方が良さそうです。sの付け忘れとかを狙った言い回しもあったので、とにかく性数一致には気を付けましょう!
聞き取り試験も簡単に感じたのですが、正に、性数一致の罠に引っかかりましたね。
やはり全体的に準2級よりリスニング力をつけていないと厳しいかなという印象です。普段勉強していないフランス在住者には筆記試験よりリスニングや書き取り試験の方が簡単だということがハッキリとわかりました!
↓↓↓仏検の過去問サンプル、ぜひ試してみてください。
まとめ
調子にのって解いた2級ですが、予想以上に出来なかったという残念すぎる結果でした。
現在の自分のレベルと弱点はすごーく良く理解できたので、これからの勉強に役立てていきます!
懲りずに準1級までは解いてみようと思うのでお付き合いくださいませ〜!(1級は現時点では不可能!)
では、フランス語学習者の皆様、一緒に頑張りましょうね!
↓↓↓仏検準2級を解いてみた結果…
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