
泣いてる本当の理由は?
〈赤ちゃんは泣くのが仕事〉とよく言いますよね。
成長していき、小学校に入る頃には泣く回数もだいぶ減っているでしょう。
小学校高学年ともなると怪我をしても泣かなくなって、大きくなったんだな〜と思ったりしますよね。
しかーしっ、私はフランスで常々感じていることがありました。
それは〈泣いている子=疲れている〉と判断される事。
泣く理由なんて山ほどあるのにな〜。
フランスで子供が泣いていると「疲れているのね〜」と必ず言われる
フランス在住の皆さん、そんな経験ございませんか?
赤ちゃんが疲れて泣いているのは理解できます。
しかし、
明らかに転んで泣いている子に「疲れてるのね〜」
何かが出来なくて泣いている子に「疲れてるのね〜」
自分のやりたい事ができない状況なので癇癪を起こしてる子に「疲れてるのね〜」
ちがーーーーう!!!
痛い、悔しい、自分の好きなことをやりたい…それぞれ理由があるのに、どうして【疲れてる】でまとめようとするんだ、フランス人。
いや、私だって分かっていますよ。
泣いている子がいると優しいおばさんとかがきて、「疲れてるのね〜」と言って場を和ませようとしてるのは。
でもさ、転んで泣いてるのは痛いからですよ!
「疲れてるのね〜」の乱用反対!
習い事で起きた事
先日、習い事でどうしてもできない事があって泣いてしまった我が子。
少し前まで出来ていたのに、大会用の練習を挟んだら出来なくなってしまったらしい。
練習後に、「〇〇が◻︎◻︎を出来なくなってて泣いちゃったんですよ。疲れてるのね〜」
いやいやいや、どう考えても悔しくて泣いてるだろ!
なんで疲れてるにしちゃうんだ。
完全にフランス文化に根付いてますよね?
〈泣いている子=疲れてる〉
日本の育児書だと、まずは子供に共感してなんちゃらかんちゃら〜とか書いてありそう…
「疲れているのね〜」と言われると、心の中で違うわ!と思いながら苦笑いして誤魔化す私なのでした。
大きくなると増える悔し泣き
習い事の大きい子を見てると思いますが、悔し泣きする子って多いですよね。
スポーツ系でも文化系でもそれだけその習い事に打ち込んだという事なので、心の中で「次も頑張ってくれ〜!きっと上手くいくぞ〜」とひっそり応援しています。
もちろん泣かないで悔しがってる子も沢山いるでしょう。
勝っても負けても子供たちにとってすごく良い経験になってるはず。
我が子たちも、習い事を通してたくさんの感情を育んでほしいものです。
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