高校見学に行ってきたが…

フランスは学区制だからな〜

高校(中学も併設)の学校見学に行ってきました。porte ouverteってやつでございます。

フランスの公立高校は学区制なので、基本的にはいい高校に行くならばいい高校がある地区へ引っ越すしかありません!私立だったらもちろん学区はありませんが、お金がかかります。

パリだとそういう地区は、そもそもお金持ちしか住めないような住宅街だったりするので、なんだかな〜と思ってしまいます。

2つの高校を見学したので、その感想をつらつら〜と書いてみます。

近くの町で1番有名な公立高校

まずは、我が家の学区ではないけれど通えるなら通いたい公立高校。

公立高校は、何と言っても学費がかからない!オカネ大事!

高校はうちの村にはないので、どうせ通学時間がかかるなら越境申請をして、いい高校にに入りたいところ。

最近の越境申請について尋ねてみましたが、昔よりは簡単に通らなくなっているようです。

障害がある人、兄弟が通っている人、学区の境界近くに住んでいてこちらの方が通いやすい人なんかは申請が通りやすいそう。

どれにも当てはまらない我が家が狙う理由は一つしかない。

オプションの授業でどうしても取りたいものがある場合。

中国語、アラビア語…などのオプションの言語授業。美術・スポーツ系のオプション。数学など理系特化のオプション。

高校によってオプションの種類は違いますが、この狙ってる高校は美術・スポーツ系のオプションでの越境申請はほぼ通らないそうです。それは多くの他の学校でも同じオプションがあるから。昔は審査も甘くて通ってたらしいけど。

数学特化クラスのオプションはかなり興味があるようですが、それも通らない可能性が大。

やはり町1番の公立高校だと通いたい人が多すぎて、越境申請を全て受け入れる事は不可能だそう。学校の事務の人の話なので、どこまで信じていいのかは分かりませんが。(しゅん)

そんな時、この高校の数学の先生が裏技を教えてくださいました。

「この辺に住んでる友人の住所を借りちゃいなさい!」

えーーー!!!先生、それ勧めちゃダメじゃないっすか!?

祖父母の家ならありかもだけど、友人なんて他人ですからね。笑

「住所の証明書だけ提出して登録されたら、もう追い出されないから大丈夫よ!」

先生、強気!

私たちを思って言ってくれたのですが、ちょっとそれは…

何とも豪快な先生でした。

越境申請は無料なのでやってみるだけやってみた方がいいよ〜とのことです。

近くの町の私立高校

こちらは少数精鋭的な学校で、中学校まではそこそこクラス数があるのに、高校では一気にクラスが減ります。つまり、中学校の成績でついていけないと判断された生徒は、違う高校へ転校することを勧められるのです。

もちろん高校からの外部入学も受け付けています。

説明してくれたマダムの話によると、書類審査は早い者勝ち+中学校の成績。

私立だけあって、設備や教師陣はこちらの方が良さそうに感じました。卒業生も色々説明してくれて、しっかり組織されているし、先生と生徒たちの関係性もすごく良さそう。

でもね…

私立はお金がかかるのよ。

みんな知ってると思うけど、もう1度。

私立はお金が高いのよ。

恐らく、上の子が通うと下の子も通う。1人だったらそこまで痛手にならない金額だけどな〜。学費、給食費、交通費…うーむ。

払えない金額ではないところが逆に悩ましい。1人100万とかだったら悩まずに諦めるのに。

確実に入れる私立を狙っていくべきか?

見学した公立高校の越境申請は難しそうということで、私立に心が傾き始めているオットさん。

先月の銀行明細を見て一言。

「また収入より支出が多い

えっ、私立うんぬん言ってるどころか、生きていくお金が足りていないのでは?

まだ別の公立高校と我が家の学区の高校も見学するつもりなので、ゆっくりと考えることにします。

中学生での私立への転校はない方向でほぼ決まりです。

中学から私立に入れるなら、お金を高校以降に残しておきたいという貧乏な我が家の結末。

当面は、

貯金・良い成績の維持・予習(あまりレベルが高い学校ではないので家でも進めたい)

の3つを頑張っていきます!

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