
一人だけ選ぶことができるなら?
バカンス中で時間があるので、一気に読了いたしました。
辻村深月さんの『ツナグ 想い人の心得』
よかった〜〜〜!!!
1作目の『ツナグ』も良かったのですが、その続編も期待を裏切らなかった!
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれる「使者(ツナグ)」。
親、友達、娘、恋人、歴史上の人物…それぞれの会いたい人。
様々な依頼人との出会によって、「使者(ツナグ)」自身の心の変化も感じられます。
一人だけ死者に会えるなら誰に会いたいのか
一生に一度だけ死者に会えるなら誰に会いたいですか?
アラフォーの私からすると、すぐに会いたいと思う人はいません。それは大事な人がまだ元気だからという幸せな状況だからですよね。
もう少し歳を重ねて、両親がいなくなった後に、こんなことをして幸せな人生だったよ〜と報告できるのが一番良いかなと本を読みながら思いました。
そして、子供は親より長く生きてほしいなと改めて感じましたね。
自分に会いに来てくれる人はいるのか
会いに行く側は会いたい人を選べますが(断られることもある)、会いに来られる側も一度しか生きている人と会うことはできません。自分が会いたかった人が自分に会いたいと願ってくれるかは分かりません。
果たして、自分に会いたいと思ってくれる人はいるのだろうか。うーん。
可能性が高いのは家族ですよね。例えば、子供が5人いたらそのうちの1人しか会えないんです。どの子と会えばいいんだろうと迷いそうな気もする…
生きている時でもそうですが、自分に会いたいと願ってもらえるって幸せなことですよね。
とにかく読んで!
結局のところ、本を読んで感じてほしい!ということです。
フランスだと紙の新しい本を手に入れるのが難しいので、本不足です!
日本に住んでいて、まだ読んだことがない方は、ぜひ手に取ってみてください。
↓↓↓『ツナグ』1作目

↓↓↓『ツナグ 想い人の心得』続編

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