フランス人の反応が一瞬止まる天気の話
フランス語を勉強している人にとって、目指すレベルというものがそれぞれあると思います。
日常会話、ビジネス会話、より専門的な分野に特化したレベル。
まずは旅行や留学で簡単な日常会話をできるレベルになりたいという人が多いのではないでしょうか。
そもそも日常会話って?
中長期留学、ワーホリ、いや、短期留学でさえ、帰国後に家族や友人から1回はきかれる質問です。
「〇〇語できるようになった〜?」
「いや〜、難しいわ!前よりは上手になったけどね。」
「でも、日常会話はできるようになったんでしょ〜?」
はい、ストーップ!!!!!これですよ、これ。
海外生活を送っていると、どんなに上達しても自分の語学力はまだまだだなと絶対に思ってしまいます。質問されても、【以前より良くなった】というようなニュアンスで返答する人が多いです。
それに対して、必ずくる質問が
日常会話は大丈夫なんでしょ?というセリフ。
そこで、海外帰り多くの人が悩む…。
日常会話とはなんぞや…
レストランで注文?駅で切符を買う?お店で買い物?道を尋ねる?
いやいや、お店や病院の予約?隣人さんとの世間話?
その人の暮らしている状況によって全く違います。電話での会話なんて同じ内容でも数倍難しく感じますよ。
しかし、どんな場面でもよく出てくるのが、この話。
天気の話題は世界共通
そう。天気の話です。
日本でも、今日は暑いですね〜!なんて挨拶程度に会話することがよくありますよね。
フランスでも天気の話はよく出てきます。おしゃべりなフランス人、スーパーのレジ係の人に話したり、バス停にいる知らない人に話しかけてみたり、とにかくお口が閉まらない人が多いのです!
今日は語学学校時代に、教えられた1つのフレーズをご紹介。
Il fait beau et chaud.
天気が良くて暑いですね〜という内容です。il fait に天気に関する言葉を続けるだけなので難しくはないのですが、今回はこのbeau(天気がいい)とchaud(暑い)についてです。
語学学校時代、il fait chaud et beau. と先生に言ってみたことがあります。
すると、先生は若干固まった後、Noooon(のーん!)とむず痒いような顔をしていました。
文法的には間違いではないのです。しかし、このbeauとchaudが入れ替わっただけで、ものすごくものすごーーーーく違和感を与えるようです。
「天気が良くて暑いですね」
「暑いし天気がいいですね」
確かに…?言われてみれば上の方がしっくりくる?どうでしょう?
天気が良い→だから気温も上がって暑くなる という流れが含まれているからでしょうか。
とにかくです。
夏にフランス旅行へ行く時なんかも使えます。
il fait beau et chaud .
この語順で使ってみましょう!もし間違った順番でも、頑張ってフランス語を勉強しているんだなと、ニコッと返してくれるかもしれませんね。
語学習得への近道は、【覚えたら使ってみる!】です。
紙の上では簡単だけど、咄嗟にこのフレーズが出てくるぐらい呪文のように練習してみてくださいね。
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