フランスで落とし物ををすると…
とある朝、私は絶望でした。
携帯がなーーーーっい!
どこにもないーーーーー!!
そうです、タイトルの通り携帯電話が行方不明になりました。
①スリにあった
②自分で失くした
日本に比べて圧倒的に多いスリ。電車の中や人混みの中は鞄を死守!ポケットに大事な物なんて入れません。(フランス人は案外普通に入れてる人もいるけど、外国人は特に観光地などで狙われやすい)
スリではなく自分が失くしても、見つけた人がそのまま盗んでしまうことも。
では、携帯行方不明事件の真相から解決まで、ご覧くださいませ。
携帯紛失に気付くまで
最後に携帯を使ったのは、家を出る準備をして玄関で靴を履いた後。日本の友人からちょうどLINEが来たので確認しました。
そのままバッグへ入れて、子供と学校へ出発!
家から3分ぐらいの場所で、子供が「ティッシュ、ちょうだーい」と言ったので、バッグを開けてゴソゴソ。
ティッシュを再びしまって、バッグを閉めようとしました。おやおや??
あれ、携帯ないな〜。玄関に置きっぱなしにしたっけ?
なんて考えつつ、辺りを見回しても携帯は落ちていないし、家からここまでにバッグは開けなかったから家に忘れたんだなと思うことに。そして、学校へ向かって再度出発。
その後、子供たちを無事送り届け帰宅し玄関を確認。
ない…
なーいー!!!
念のため家の中も確認して、ティッシュを出した場所まで落ちていないか確認しながら戻りました。
しかし、どこにもない。紛失。絶望。
紛失後…
拾われた人に悪用されたら困るので、携帯を止めなければならない!と1番に考えました。というのも、フランスは基本的に落とし物が戻ってくる国ではありません。
主人に連絡をしたかったけどうちには固定電話がないので、仲良いご近所さん(定年退職後の老夫婦)に助けを求めに行きました。
事情を話して電話を貸してもらい、まずはダメ元で自分の電話にかけてみました。
すると…
『携帯電話を落とされた方ですか?警察で預かっています』
……
なんて私は強運なんだーーー!!!親切な人が拾ってくれた上、わざわざ警察まで届けてくれていたのでした。本当にありがとうございます!
警察署にて携帯ゲット!
その後、すぐに警察(gendarmerie)の所へ行ってきました。
前を通りかかったことはあるものの、中に入るのは初体験。電話ボックスのようなものの中でインターホンを押して、要件を言うと門の鍵を開けてくれました。
中に入ると、すぐに携帯電話ですね〜と言って出してくれて、手続きへ。
身分証を見せて(コピーされて)、受け取りのサインをするだけだったのですぐに終わりました。
対応してくれたお姉さんにも、運が良かったねーと言われ、落とした場所はやはりティッシュを出した辺りだったそうです。実は、その場所が町の役場?の補助のようなことをするサービスセンターの前だったので、それほど変な人が通らないのが良かったのかもしれません。どっちにしろ、何か用事があって道を歩いてた人が、わざわざ警察に届けてくれていたことに本当に感謝します!
その後
仕事中の主人に簡単に説明したLINEを送ると、電話がかかってきました。
気をつけな〜!普通はフランスで落とした携帯は戻ってこないからね。次に失くしたら、あと3年は新しいの買わないからね!
との、恐ろしい言葉をいただきました。笑
午後になると、電話を借りたマダムが大丈夫だったか確認しにきてくれました。マダムの話によると、ここは小さい町だけど、中古の携帯ショップがあるから落とし物は売られることもあるから気を付けてね!ラッキーだったね!と言われました。
前回は携帯をトイレに水没させてダメにしたので、今回もこんなうっかりな理由で新しく買わなければダメになるところでした。
携帯発見に協力してくれた心優しい皆さんに感謝!もう失くしません!!
皆さんも気を付けてくださいね〜!
コメント