フランス人がよく使うフレーズ

世界中には沢山の言語がありますが、外国語を正しい文章を正しい場面で使うのって結構難しいですよね。

外国に行ったばかりの頃は、聞き間違えや聞き取れないことなんて日常茶飯事。慣れてきても聞き間違えは起きてしまいます。

今日はフランス人がよく使うフレーズをいくつか紹介するので、フランス語初心者の方は参考にしてください!

私のせいじゃない!

C’est pas ma faute ! (セパ マ フォットゥ) =私のせいじゃない!

フランス人、非常によく使います。

周りの日本人は皆この言葉が嫌いだと言います。なぜかと言うと、何かミスをした時に自分のせいじゃないと責任逃れをする発言だからです。

冗談めかして使われることもあります。

例えば、親しい人の集まりの食事の席で誰かがオナラをします。すると、オナラをした人は、『C’est pas ma faute 私のせいじゃないよ、昨日食べた豆のせいだよ〜!』なんて言って笑わせたりします。(もちろんオナラはしないに越したことはない!)

フランス人は老若男女この言葉をよく使うので、覚えておくと良いでしょう。

C’est pas moi ! (セパ モア) = 私じゃない!

こちらも似たような場面で、ものすごく使われる言葉です。

例えば、家の中でガシャーンと音がしたので行ってみるとグラスが割れています。そこでその場にいた子供は、『C’est pas moi!私じゃないよ、弟が蹴ったボールが当たったの』なんて言って、2人で遊んでたんだから2人のせいでしょうがー!どっちが蹴ったかなんて関係ないー!といった具合に怒られる訳です。

フランス人は日本より連帯責任という意識が少ないので(どっちがいいのかは置いといて)、自分のせいではない場合はハッキリ言っておいた方がいいということもあります。状況を見て、自分のせいにされそうならしっかり私じゃない!と言っておきましょう。

大したことないよ!

C’est pas grave! (セパ グラーヴ) = 大したことないよ!

こちらもいろんな場面で使われます。

子供が転んで泣いていると親はセパグラーヴと言うこともあります。忘れ物をしても遅刻してもセパグラーヴ。人とぶつかってしまって謝ると、大丈夫だよという意味でセパグラーヴと言われることも。

でも、イラっとする場面もよくあるんです。

例えば、日本人の名前のラ行はRを使いますよね。でも発音するとLの音なので書き間違えはよく起こります。そんな中、登録の間違えを指摘するとセパグラーヴと言われます。いやいやいや、登録してずっと使う物なら自分の名前ぐらい正しい綴りで書いてほしいですよ〜!フランス人にとっては正式な公的書類(証明書や滞在許可証など)でなければ、大したことないそうです!

もう うんざり!

J’en ai marre ! (ジャンネ マール) = もう うんざり!

私はフランス語に慣れていない頃はよく意味がわかりませんでした。何度か誰かが使っているのを聞いているうちにうんざりってことか〜と分かるようになりました。

他人に対して使うというより独り言のように呟きながら使っている人が多い気がします。

例えば、仕事中に整理しないとダメな書類が山ほどあって、やってもやっても終わらない時に、『J’en ai marre もう うんざり〜、もう嫌だ〜!』のような感じに使います。

同じような意味で、J’en ai assez (ジャンネ アッセ)という言い方もありますよ。

まとめ

今回、3種類のフランス語頻出フレーズをご紹介しました。

⚫︎C’est pas ma faute. (セパ マ フォットゥ) / C’est pas moi. (セパ モア)

私のせいじゃない!私じゃない!という意味で、何かミスが起きた時に自分が責められないために使われることが多い単語です。滞在許可証の申請なんかで向こうのミスがあっても、『私じゃないわ!あっちの人に聞いて〜』なんて言われて、たらい回しにされるパターンも。

⚫︎C’est pas grave. ( セパ グラーヴ)

大したことないよ!という意味です。相手を心配させないために大丈夫だよ〜という意味を込めて使う場合と、ちょっとぐらいの間違いは大したことないから放っておきましょう〜というフランス人らしい意味合いの場合があります。フランス人に日本のような細かさを求めてはいけません!

⚫︎J’en ai marre./J’en ai assez. (ジャンネ マール/ジャンネ アッセ)

もう うんざり、もう十分!という意味です。嫌なことが続いたり、やってもやっても終わらない時なんかに、ボソッと呟いてみましょう。フランス人っぽいです。(いや、フランス人は普通に大きい声で言ってるかも…)

フランス語初心者のうちは、話している相手がどんな単語を使っているかもわからず、辞書で調べることもできない場合もあります。上記の3つは本当に本当によくフランス人が使うので、自分が使わないとしても覚えていて損はないです!

しっかり覚えて、上記のフレーズを使っているフランス人を探してみてください。

一緒にフランス語学習、頑張りましょう!

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